数理社会学会論文賞

学会賞は次の方々に授与され、授賞式および受賞講演が行われました。[所属等は受賞時点]

第14回数理社会学会論文賞 (2022年8月27日受賞

受賞論文  「新卒採用のジェンダー不平等をもたらす企業の組織的要因―企業の経営状況との関連に着目して―」(『社会学評論』68巻2号248~264頁)

著者  吉田航 氏(国立社会保障・人口問題研究所 人口動向研究部)

受賞講演 「 組織の雇用行動を観察する:不平等研究への意義,その方法」


第13回数理社会学会論文賞 (2020年9月21日受賞

受賞論文  「キャリアの中断が生み出す格差 正規雇用獲得への持続的影響に着目して」(『社会学評論』68巻2号248~264頁)

著者  麦山亮太 氏(一橋大学)

選考理由 「第13回数理社会学会論文賞の選考について」(学会賞選考委員会)

受賞講演 「 地位の経歴からみる不平等の生成過程」『理論と方法』Vol.36, No.1:4-15 (2021)


第12回数理社会学会論文賞 (2018年8月30日受賞)

受賞論文 「一般的信頼のマルチレベル規定構造の変化―社会の工業化,ポスト工業化による価値変化の影響―」『理論と方法』Vol. 31, No.1: 20-38 (2016)

著者 大﨑 裕子氏(東京大学)・坂野 達郎氏(東京工業大学)

選考理由 「12回数理社会学会論文賞の選考について」(学会賞選考委員会)

受賞講演 「一般的信頼の形成に関する規範的制度アプローチ」『理論と方法』Vol.34, No.2:190-205 (2019)


第11回数理社会学会論文賞 (2016年8月27日受賞)

受賞論文 「下降回避か, 単純進学か:教育達成の階層間格差における下降回避仮説の検討」『理論と方法』Vol. 28, No.2: 337-354 (2013)

著者 毛塚 和宏 氏(東北大学大学院文学研究科)

受賞講演 「数理モデルと実証分析の協働」『理論と方法』Vol.32, No.1:3-12 (2017)


第10回数理社会学会論文賞 (2014年8月31日受賞)

受賞論文 「流動的集団における助け合いのメカニズム:経験的研究と数理的研究によるアプローチ」『社会学評論 64(2): 240-256』(2013)

著者 大林 真也 氏(東北大学大学院文学研究科)

受賞講演 「数理モデルによる経験的な社会現象の説明」『理論と方法』Vol.30, No.1:1-11 (2015)


第9回数理社会学会論文賞 (2012年8月30日受賞)

受賞論文 「同類結合に対する都市効果の検討―エゴセントリック・ネットワークデータに対するマルチレベル分析の適用」

『理論と方法』 Vol.26 No.2. Pp.321-337 (2011)

著者 赤枝 尚樹 氏(大阪大学大学院人間科学研究科特任研究員)

受賞講演 「Fischer下位文化理論の意義と可能性」『理論と方法』Vol.28, No.1: 116 (2013)


第8回数理社会学会論文賞 (2010年9月10日受賞)

受賞論文 「社会ネットワークと一般的信頼―カスプ・カタストロフ・モデルによる形式化―

『社会学評論』 Vol.57 No.3. Pp.564-581 (2006)

著者 鈴木 努 氏(東京工業大学留学生センター産学官連携研究員)

受賞講演 「マルチレベルの社会ネットワークモデルへ向けて」『理論と方法』2011, Vol.26, No.1: 1-12


第7回数理社会学会論文賞 (2008年8月30日受賞)

受賞論文 「自由と責任の制度―パレート派リベラルの不可能性と契約自由解の可能性―」

『理論と方法』 Vol.20 No.2. Pp.211-226 (2005)

著者 内藤 準 氏(東京大学大学院日本学術振興会特別研究員)

受賞講演 「自由と自己責任に基づく秩序の綻び―「自由と責任の制度」再考―

『理論と方法』 Vol.24 No.2(通巻46号)Pp.155-175. (2009)


第6回数理社会学会論文賞 (2006年9月23日受賞)

受賞論文 「相互行為における倫理規範の性能分析―社会的動機を考慮したゲーム理論的アプローチ―

『社会学評論』 Vol.56 No.1. Pp.182-199 (2005)

著者 武藤 正義 氏(東京工業大学大学院総合理工学研究科COE研究員・
成蹊大学文学部非常勤講師)

受賞講演 「共通言語としての数理社会学―制度の科学的理解にむけて―」

『理論と方法』 Vol.22 No.1(通巻41号)Pp.1-16. (2007)


第5回数理社会学会論文賞 (2004年9月19日受賞)

受賞論文 「認識の効率性と階層イメージ」

『理論と方法』 Vol.18 No.2(通巻34号)Pp.211-228. (2003)

著者 石田 淳 氏(関西学院大学大学院社会学研究科)

受賞講演 「経験科学としての数理社会学―FKモデルにおける客観階層システムとモデル検証問題―」

『理論と方法』 Vol.20 No.1(通巻37号)Pp.97-108. (2005)


第4回数理社会学会論文賞 (2002年9月15日受賞)

受賞論文 「合意形成における評価戦略の進化

『理論と方法』 Vol.15 No.1(通巻27号)Pp.181-196. (2000)

著者 小林 盾 氏(シカゴ大学社会学部博士課程)

受賞講演 「社会規範の数理社会学にむけて」

『理論と方法』 Vol.17 No.2(通巻32号)Pp.183-194. (2002)


第3回数理社会学会論文賞 (2000年9月30日受賞)

受賞論文 「所得分布の生成モデル―反復投資ゲームによる定式化―

『理論と方法』 Vol.14 No.2(通巻26号)Pp.3-17. (1999)

著者 浜田 宏 氏(関西学院大学大学院社会学研究科)

受賞講演 「理論社会学としての数理社会学

『理論と方法』 Vol.16 No.1(通巻29号)Pp.121-130. (2001)


第2回数理社会学会論文賞 (1998年9月26日授賞)

受賞論文 「階層評価の多様化と階層意識

『理論と方法』 Vol.11 No.1(通巻19号)Pp.21-36. (1996)

著者 与謝野 有紀 氏(奈良大学社会学部 助教授)

受賞講演 「階層構造と社会意識―社会学理論と数理的手法の関係性の視点から―

『理論と方法』 Vol.14 No.1(通巻25号)Pp.65-73. (1999)


第1回数理社会学会論文賞 (1996年9月20日授賞)

受賞論文 「合理的選択と共感的想像力」

『理論と方法』 Vol.7 No.2(通巻12号)Pp.25-43. (1992)

著者 土場 学 氏(九州大学大学院比較社会文化研究科 助教授)

受賞講演 「数理社会学―未完のプロジェクト―

『理論と方法』 Vol.11 No.2(通巻20号)Pp.157-173. (1996)

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